近年パワースポットとしても注目を集めるつくば市の「千勝神社」境内の陽光館にて
日仏のアーティストによるアートイベントを行います
カリグラフィと版画の対話
クレール・マランによるヘブライ文字カリグラフィのインスタレーション
6月1日(土) 午後14時―16時
6月2日(日) 午前10時―12時、午後14時―16時
参加無料
展示内容
ヘブライ語アルファベットをもとにしたアート作品
土や風で腐食した銅による銅版画作品
書籍やグッズの販売
アートカフェ -敷地内にて2日間カフェを営業します
クレール・マランとIzoomi(ももせいづみ)は、2022年にフランスブルゴーニュで、2023年にパリのギャラリーでアートコラボレーションを行ってきました。今回、日本に場所を移して新たなテーマ「平和」を題材に、3度目のコラボレーションを行います。「神社」という特別な場所を舞台に、日仏と海を越えてひびきあう二人の感性をお楽しみください。
私はカリグラフィー、文章、絵画、演劇という異なる芸術表現を通じて、世界と人生についての私のビジョンを表現しています。
ブルゴーニュで私は毎日、エジプトの象形文字から直接派生したアルファベット、私たちの言語の起源であるヘブライ文字に取り組んでいますが、これは肉体と精神の鍛錬でもあります。
私自身のルーツと深くつながるこの言語を選んだのは、私たち人間の源泉を探るためでもありました。わたしたちは互いを受け入れ、理解し、語り合い、互いのために場所を作ることを学ばなければならないのです。
ヘブライ語では「顔」は常に複数形です。このように、世界はいくつもの顔が存在しています。平和とは、私たちを取り巻くこの世界はすべてひびきあい共鳴しているのだ、という内なる認識から始まるのです。
Claire Marin クレール・マラン
ヘブライ文字カリグラフィアーティスト・作家
私は人生の多くを文章を書く仕事に費やしてきましたが、「ことば」を失った時、人は何から学び、どうやって通じ合うことができるのかについても、長いこと考えてきました。その後表現手段のひとつとして銅版画を選び、銅を土に埋めるプロジェクトを始めました。
土は、あらゆる生物の堆積であり、歴史や記憶を内包する場です。銅は、自然のさまざまなエッセンスに反応して、時間をかけて模様を刻んでいきます。その模様を版画の手法でプリントすることに、この数年私は取り組んでいます。それは言葉を介さない土の物語であり、いのちの形とも言えます。
私たちは丸くつながった同じ土の上に住み、最後は土に戻る同じ存在です。クレールとのコラボを通して、言葉や国の違いの根元にある人々の「ひびきあう想い」を、探してみたいと思っています。
Izoomi byももせいづみ
土と銅の版画アーティスト・コラムニスト
千勝神社 陽光館
(駐車場に隣接する建物内にて開催)
〒300-1264 茨城県つくば市泊崎173
電車の場合
【JR常磐線「藤代」駅下車】
駅よりタクシーで約10分、又はバスで約20分(自由が丘団地行き
谷田部車庫行き「細見」停留所下車 徒歩10分)
【つくばエクスプレス「みらい平」駅下車】 駅よりタクシーで約15分
車の場合
・常磐自動車道「谷田部」ICより約10分
・国道6号線バイパス「新川」交差点より約10分
・国道6号線「田宮」交差点より約10分
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