Izoomiによるアートプロジェクトと、プロジェクト参加へのご案内
銅は酸やアルカリによって腐食します。この酸やアルカリは土や雨の中にも含まれています。Izoomiは自然の中に銅版を置き、その場所に残る記憶や物語を銅に移し取り、版画の技法でプリントする作品作りを続けています。
2022-23年のフランスでの企画に続き、今年は三崎の海を見下ろすihariumギャラリーで、複数の方々と「銅版を埋める」アートプロジェクトを行います。テーマは「わたしをおくる(葬る)」。銅版を分身と捉え、「自分をいちど土に葬り、数ヶ月後に掘り出すことで再生していく」体験の共有を目的としています。プロジェクトは「おくる」「むかえる」「ひらく」の3つのプロセスで10ヶ月をかけて構成され、掘り出された銅版は第一版のプリントを参加者にお渡ししたのち、作品化されて展覧会が開かれます。
2024年5月25日(土)
わたしをおくる
午後1時−4時
プロジェクトをご予約された方は、時間内であればいつでもおいでいただけます
於:iharium コロアジロギャラリー 敷地内周辺
A5サイズの銅版を一人1枚を埋めます。好きな形を刻んでも(道具をご用意しています)、何もせずに思いを込めるだけでもかまいません。埋めたあとに、簡単なメッセージを書いて頂きます。当日現地に来られない方は、代行して埋めます。
2024年12月15日(日)
わたしをむかえる
午後3時ー4時
埋めた銅版を掘り出します。
於:iharium コロアジロギャラリー 敷地内周辺
15日はコールドムーンと呼ばれる満月。掘り出された銅版は一夜、ギャラリーのテラスで満月の光を浴びます。当日現地に来られない方は、代行して掘り出します
Cold Moon Aperitif ワインを用意しています。夕暮れの海の風を感じながら、掘り出された銅版と会話を楽しみましょう
参加費 3.000円 ー要予約 銅版代+銅版プリント代(送料含む)掘り出された銅版の第一版をプリントしてお渡しします |
*埋める日、掘り出す日にイハリウムにおいでにならなくても大丈夫です。銅版をあらかじめお渡ししますので、傷をつけたり思いを込めてください。それを受け取り、Izoomiが代行します。 |
ギャラリーまでの交通費等はご自身でご負担をお願いします 埋めた銅版は作品として使用され、作品の著作権はももせいづみに帰属します |
2025年3月15日(土)―23日(日)
Exhibition (ひらく)
「わたしをおくる」 - Je m’enterre
作家が埋めた銅版と、参加者の埋めた銅版を作品化したものを展示いたします
Izoomi by ももせいづみ 土と銅の版画アーティスト
コラムニスト、イラストレーターとして活動ののち、2016年より銅版画とドローイングを主体とする制作に移行。土や風雨などの自然の中で銅版を腐食させてプリントする手法を用いたアートプロジェクトを展開。国内外で制作、展示を行う。
このプロジェクトへのお問合せ、ご参加希望などはIzoomi までご連絡ください
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